CR-N765の機能解説、他機種との比較とスピーカー選び

ONKYOのネットワークCDレシーバーCR-N765の機能を紹介するページです。また、marantz M-CR610SONY MAP-S1との比較もまじえながら、おすすめのスピーカーも紹介していきます。

CDドライブ付きネットワークオーディオプレーヤーの一覧ページはこちら


CR-N765正面画像

なにができるの? 基本的な機能の説明

CR-N765を使って、

  • CDが聴けます。
  • ラジオが聴けます。
  • インターネットラジオが聴けます。
  • パソコンや、ネットワークにつながったハードディスクに保存した音楽ファイルを再生できます。
  • USB端子にiPod/iPhoneやUSBメモリーを接続して再生できます。
  • iPhoneやAndroidスマートフォンの音楽をワイヤレスで再生できます。(無線LAN環境が必要)
  • リモートアプリを使ってスマートフォンなどから操作ができます。
CR-N765の機能アイコン

解説

1. CD
通常の音楽CDと、MP3/WMAを記録したCD-R/CD-RWを再生することができます。

2. ラジオ
AM/FMに対応しています。

3. インターネットラジオ
Tune Inやradiko.jpといったインターネットラジオサービスに対応していて、世界中の放送を聴くことができます。またラジオ局や番組をお気に入り(My Favorites)に登録することができます。

4. ネットワーク対応
パソコンやネットワークHDD(NAS)に保存された音楽ファイルを聴くことができます。機種単体で対応しているのは有線接続のみで、無線化するにはオプションの製品(UWF-1)が必要ということに注意してください。実売価格は2200円程度です。またLPCM (Linear PCM)はネットワーク経由でのみ再生できます。

5. USB端子
USB端子が前面と背面にそれぞれひとつついています。そこにiPod/iPhoneやUSBメモリーを接続して、再生することができます。また前面USB端子に機器を接続した時、自動で充電するかしないかを設定することができます。

USB再生(とネットワーク再生)の対応フォーマットは、MP3、WMA、WMA Lossless、WAV、AAC、FLAC、Ogg Vorbis、Apple Lossless、DSDと多様です。
(注)ひとつの目玉でもある高音質5.6MHzのDSDは、背面USB端子への接続では、対応していません。

6. ワイヤレス再生
AirPlayには対応していませんが、リモートアプリOnkyo Remoteをダウンロードすることで、iPhoneやAndroidスマートフォンの音楽をワイヤレスで再生することができます。その場合、(AirPlayも同様ですが)無線LAN環境が必要です。

7. リモートアプリ
上記のアプリOnkyo Remoteを使うことで、本体の基本的な操作やネットラジオの選曲を簡単におこなうことができます。



ここがうれしい

基本的機能とは別に、CR-N765のアドバンテージとなっているような特徴的な機能の紹介です。

解説

1. ギャップレス再生
USB再生時は、WAV、FLAC、Apple Losslessのギャップレス再生に対応しています。M-CR610よりも対応フォーマットの幅が広いですが、リモート再生の場合は非対応になっています。

2. 日本語表示
液晶画面は日本語表示に対応しています。ですので日本語の曲名も問題なく表示されます。ただし本機で入力できるのは、英数字と記号のみになっています。

3. Music Optimizer
MP3などの圧縮音源に対して最適化を行い、より高音質で聴けるようにする機能です。サンプリング周波数48kHz以下のファイルに適用されます。音楽CDが44.1kHzですので、CDと同等程度のサンプリングレートの圧縮音源であればさらにいい音質で再生することができるということですね。

CDやMP3をハイレゾ的に聴けるようにするMAP-S1の「DSEE HX」とも似かよった機能のようにも見えますが、メーカーサイトでもなぜかそれほど強くは謳われていません。

4. 接続端子類が豊富
アナログ3系統(LINE IN 2系統と、ステレオミニプラグを接続するAUX IN)、光デジタル入力、同軸デジタル入力、サブウーファー出力、オンキヨー製RIドックと、比較的接続できる機器の自由度が高い機種です。

5. ヘッドフォンアンプ部がフルディスクリート構成
ヘッドフォン使用の比率が多い、またはヘッドフォンをメインにして聴いているユーザーにはうれしく感じる部分です。一般に、ICなど集積回路を用いた設計よりも、パーツをひとつひとつ基板上に組んでいくディスクリート構成のほうが設計者の意図を音に反映させやすく、音質もいいとされています。


ここは残念

  • ネットワークのワイヤレス化がオプションによる対応
  • 録音系の機能がない

機種単体では、ワイヤレスでない有線ネットワークに対応しているのみです。別売りのUWF-1を使用することで無線LANに対応することができますが、それなしではアプリも使えず、利便性はかなり制限されます。

Bluetoothにも対応していますが、これも別売りのUBT-1が必要です。実売価格は3600円程度。

M-CR610と同様に、CR-N765も録音には対応していません。またタイマー機能もスリープタイマーのみと簡素になっています。


サイズ

本体のサイズは以下のとおりです。(数値は突起部を含む)

  • 高さ   119mm
  • 幅    215mm
  • 奥行き 331mm

幅がコンパクトです。それに比べると奥行きは少し長めに感じます。


おすすめのスピーカーは?

CR-N765は単体販売なのでスピーカーをお持ちでない人は別途購入する必要がありますが、ここがまた迷いどころですね。まずはやはりONKYOから検討してみましょう。当ブログでは、現在ONKYOのブックシェルフスピーカーを4機種紹介しています。


メーカーサイトや協力記事では、D-55EXとD-112EXTが、組み合わせの例として挙がっていますね。

私見では、D-112EXTは よくまとまってどんなジャンルにも対応できそうな印象。D-212EXは特にエネルギー感があり、D-412EXはより高いレベルでそれぞれのいいところをあわせた、つまりエネルギーとまとまりのある落ち着きを余裕を持って両立している「高級スピーカー」といった印象です。ONKYOらしさはいずれも変わりありません。

次いでONKYO以外のメーカーのスピーカーにも目を向けてみましょう。価格とのバランスからいって、このあたりから選ぶのがいいでしょう。


例によって私も選んでみました。参考にしてみてください。数字はランキングではありません。

1. DALI ZENSOR1
やや軽い音のZENSOR1も、ONKYOのアンプならしっかりドライブしてくれます。


2. MONITOR AUDIO BRONZE-BX2
はっきりくっきりした音が好みでONKYOを選びたい人には、モニターオーディオのBX2もおすすめです。


3. JBL STUDIO 230
グッドバランスとエネルギー感を兼ね備えた実力派スピーカーです。


4. FOSTEX GX100MA
能率低めですが、これが鳴らせるなら魅力的な選択肢です。


このほかにも多くのスピーカーを紹介していますので、各一覧ページや機種ページもご覧ください。


総評

MAP-S1やM-CR610と比べた時に、CR-N765の売りはどこになるだろうと考えてみました。まず期待したいのは能率が低めのスピーカーでもしっかり鳴らすONKYOアンプの駆動力ですね。この機種はアナログアンプですが、各種レビューを読む限り、このあたりはクリアできているようです。既存顧客をしっかりフォローできていると思います。

またヘッドフォンアンプ部をディスクリートで組んだり DSDの5.6MHzにも対応していたりと、着実な音質追求の点でも抜かりがない機種でもあります。

ただ、誰もが引っかかる部分でしょうが、無線LANとBluetoothには、オプションのアダプターを追加してもらっての対応になっています。それぞれは高価な製品ではありませんが、両方をプラスすれば5000円から6000円のコストアップになりますし、USBの端子も埋まります。

どのような判断がそこにあったのかは推測しても仕方ないことですが、そのせいで新規顧客に対してひとつのハードルを与えることにはなっています。アプリに類似の機能はあるとはいえ、AirPlayにも非対応です。ネットワークの利便性を主眼として選ぼうとすると、他にも候補は出てくることになります。

しかしヘッドフォン派のユーザーに対しては、これしかないという訴求力を持っていますよね。ハイレゾ高音質フォーマットのDSDに興味のある方にも、大いにアピールする機種になっています。前のCR-N755から使っていてアダプター類は持ってるよ、という人はもちろんすんなりアップグレードできるでしょう。

またCR-N765はシルバーとブラックを選べます。ここはMAP-S1と同様ですね。M-CR610は1色のみです。

重視したいポイントは人それぞれです。機能をしっかり見比べて、自分の音楽環境や使用スタイルにいちばん近いと思える、最適な1台を選びましょう。

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このページの情報を必要としているお知り合いがいたら、教えてあげてください。