遠い森の小鳥のさえずりが部屋に届く

リアルタイムで各地の森の音が聴こえる「森の声」配信サービス&ユニークなスピーカー

Forest Notes配信地図
音の採集地点は全国各地にある

「いま現在」の遠い森の気配が届く


朝は小鳥たちの声
夜はひそやかな静けさ


下の配信ページにアクセスして聴きたいチャンネルを選ぶと、いま現在の森のざわめきや、せせらぎの水の音が聴こえてきます。

お天気しだいでは木々に降りかかる雨音や、
夏の夕暮れには虫の音なども聞けるかもしれませんね。

このページでリアルタイムの音声をあれこれ聴いてみることができます。



一体どこから音が出るのか? 大小2種類のスピーカー

Forest Notesにはこのサービスをイメージして作られたスピーカーが2種類用意されています。これがちょっと面白い作りなんです。

Forest Notes

一見してただの「木のわく組み」にしか見えませんね。スタッキングして使う収納のようにも見えますが、これで大きいほうが2ch、小さいほうが片側1ch(R)のBluetoothスピーカーになっています。「森への入口」をイメージしているのだそうです。

これでどこからどう音が出ているんでしょうか。木そのものが鳴るのかな? まるで「羽のない扇風機」のようです。大きいほうに頭をつっこんでみたら、どんなふうに森の音が聴こえるのでしょう。

大きいほうのサイズは310mm×310mm×310mm。LPのジャケットと同程度の大きさです。
小さいほうは136mm×136mm×136mmとなっていて、こちらはCDケースに近いサイズ。

CDケースサイズの小さいほうはAmazonにもありました。この種の製品の常として・・・・・・結構高いです!



配信サービスの概要

あらためて日本各地の森の「いま」の気配を伝えるユニークなサービスForest Notes(フォレストノーツ)の概要を紹介します。

現在、マイクの設置場所は以下の8つの地点になっていて、いつでも好きなチャンネルを選んで聴くことができます。

白神山地 / やまなし水源地 / 飛騨高山 / 馬路村 / 諸塚村 / 志賀高原 / 高尾山 / 屋久島

会員登録には月額467円の標準プランと933円の高音質プランがあります(いずれも税抜き)。標準プランは個人宅やSOHOでも導入しやすい価格ですね。お店で使う場合にも、営業形態によっては、有線を導入するより安くて個性のあるBGMになるのではないでしょうか。

詳しくはこちら。Forest NotesはおなじみのJVC系列のサービスなんですね。ウッドコーンスピーカーともコンセプト的に重なる部分があります。

上で紹介したスピーカーは非常に高価なものですが、普通のBluetoothスピーカーなどの一般の装置でも、インターネットの音源を再生する環境さえあれば再生することができます。


個人的にはこのスピーカーを製作している「オークヴィレッジ」さんの木工家具や各種製品に興味を引かれます。

ひとつひとつに樹種が刻まれた無垢の木の積み木などは、大人でもひとつひとつ手に取って、その手触りや木の匂いを確かめてみたいですね。