中音域の質感がズバ抜けているLS-K731

LS-K731-b
LS-K731の音質は中高音キレイ,見通しクリア

音質レビュー

最初の印象は「綺麗な音」

クラス随一の充実した中音域にプラスして、抜けがよく、キラキラした高音域の美しさも特徴です。FM放送などのふとしたサウンドロゴがいちいち綺麗に感じられる音の出しかたです。

高音域が特徴といっても、小型のスピーカーの高音にありがちな、突き刺すような刺激などは皆無。ワイドレンジスーパーツィーターの、聴き疲れしない美しい高域を楽しむことができます。

重低音に迫力のあるタイプではないと思いますが、そのあたりにも、歴史あるKseriesのよく練られたコンセプトを感じることができます。


ヴォーカル=中音域のまとまりのよさ

それから、本当にたくさんのユーザーが賞賛しているのが、メーカーの製品サイトでも最初に記載されていますが「ヴォーカル音域の聴きやすさ」です。フルレンジウーファーユニットの恩恵でしょう、いつまでも安心して聴いていられる心地よさです。この中音域の表現能力は、同価格帯の機種の中にあってひときわ抜きん出ていると感じます。

実力派の歌手の歌モノはもちろんですが、前記のクリアな高域とも相まって、音数が多めのJ-POPやアニソン、ボカロ、アイドルグループのノリのいい曲も気持ちよく聴くことができるスピーカーです。人の声の質感をもっとも重視したい方におすすめの機種ですね。

いまサイトを見直してみたら、キャッチコピーが『透明なのに深い音』となっていることに気付きました。なるほどまさにそんな感じだと思います。


比較したい機種は?

まずは価格帯の近いYAMAHA NS-BP200です。 フラットでナチュラル傾向の万能型で、 LS-K731のいい比較相手になる機種です。

テレビも含めて多ジャンル多方面に使い回しがきくのは、NS-BP200のほうでしょう。しかし歌ものが好きだったり、華やかさを感じられるようなきれいな音を求めるなら、やはりこちらの731です。オーディオらしいデザインなのもKENWOODのほうですね。見た目のうえでのテレビとのマッチングや質感では、ピアノブラックのBP200を好む人も多いでしょう。

次は上位機種のLS-K901。こちらは731よりももう少し真面目方向。時には音楽に向き合って、分析的に聴くようなスタイルにも対応できるのが901です。男女ヴォーカル系はどちらも得意ですが、ウーファーの口径と筐体の大きい分だけ低音も楽に出るので、交響曲をよく聴くなら901を検討してみてもいいでしょう。低音の「エネルギー感」は、むしろ731を破綻しない程度に強力にドライブしたほうが出そうな感じもありますので、その辺はお好みでどうぞ。


愛機のリフレッシュに

清々しい音のLS-K731は、長く愛用してちょっと疲れてきたミニコンポの代替えや、気軽なリフレッシュにもちょうどいいスピーカーです。あまりお金を掛けずにスピーカーだけ変えたいとか、今のスピーカーをしばらくお休みさせて、このひと夏は(またはひと冬でも)、別のを聴いてみようという時にも手頃な選択肢になります。

外装は黒と木目があります。NS-BP200と比べてコンパクトに設置できるのも、使用する環境によっては見逃せないポイントになっています。

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