商品を夜間でも受け取れて便利なネット通販のコンビニ受け取り。ですが、同じ大手の通販サイトの楽天市場Amazonでも、その使いやすさに多少の違いがあります。

対応している発送サイズでは楽天が、荷物の取り置き期間ではAmazonが有利。時と場合によって、適宜便利なほうを選んで使いたいですね。


楽天市場・Amazonともに、利用できるネットショップや出品者は限られる

楽天やAmazonで買った商品なら何でもコンビニで受け取れるわけではないので、買いたい品物がコンビニで受け取れるのかどうか、事前に確認する必要があります。


楽天市場のコンビニ受け取り対応店舗はごく少数?

楽天市場でコンビニ受け取りを利用できるネットショップ一覧

(↑)このページの下のほうの一覧に、コンビニ受け取りできる800弱のショップへのリンクがあります。楽天市場の出店数は2015年の時点で約4万2000店ですので、もしこのリストが対応ショップの全てなのであれば、楽天市場でコンビニ受け取りに対応しているショップはごく一部に限られるということになります。

また、コンビニ受け取りできるかどうかの表示方法が店舗によってまちまちなため、ぱっと見ではわかりにくいのが難点です。


Amazonは「amazon.co.jpが発送」の商品ならコンビニで受け取れる

Amazonのほうは「amazon.co.jpが発送する商品」のみ、コンビニ受け取りの対象になっています。マーケットプレイスの出品者が直接発送する商品はコンビニ受け取りの対象外です。


Amazon発送

Amazonではこうして発送元が商品ページで確認できるので、楽天よりもわかりやすくなっています。



発送できるサイズでは楽天が有利

楽天市場の商品は、梱包の縦・横・高さを足した合計が100cm以内のサイズであればコンビニで受け取ることができます。

このサイズを「100サイズ」といい、使用される段ボールにも、額縁を入れるような浅型だったり立方体に近い形だったりのバリエーションがあります。以下は一例です。


Amazonは三辺合計が80cmまでですので、楽天市場のほうが少し大きい梱包サイズまで対応しています。Amazonの「80サイズ」のおよその大きさは以下の商品の画像を参考にして下さい。それほど大きくはありませんね。


※実際にはお買い物の時点では梱包サイズまではわかりませんが、あまりサイズが大きいとコンビニ受け取りを選択できないことがあるので、逆に「お届け先にコンビニを指定できればサイズの範囲内」と考えることができます。

取り置き期間では総合的に見てAmazonが有利

届いた商品をコンビニに保管しておいてくれる期間も、楽天市場とAmazonで違いがあります。

まず楽天市場は各コンビニ系列で取り置き期間が異なっています。

ローソン、ミニストップの場合
 商品到着から10日

ファミリーマート、サークルK、サンクスの場合
 商品到着から3日


Amazonではコンビニの系列に関わらず「到着メール受信日を含む11日間」荷物を保管してくれるので、ファミリーマート、サークルK、サンクスを利用する場合には特にAmazonのほうが使いやすくなっています。



利用の流れはどちらもほぼ同じです

実際に商品を注文してコンビニで受け取るまでの流れは、楽天市場でもAmazonでもほぼ同じです。

楽天市場を例にとって簡単に説明します。

1. お買いもの時の配送先指定で「コンビニ受け取り」を選択して、希望の店舗を指定します。

2. 商品がコンビニに到着すると、到着メールに「問合せ番号」「認証番号」が2つ届きます。(受け取り指定先がローソンの場合はバーコードも届きます)

3. 店頭の端末(Loppi、Famiポート、カルワザステーション)のタッチパネルを操作して、「お問合せ番号」と「認証番号」を順次入力します。

4. 2つの番号の入力が終わると端末からレシート状の引換券が出力されるので、それを持ってレジに行って商品を受け取ります。すでに商品の支払いが済んでいれば、受け取りのための手数料は必要ありません。

ローソンで受け取る場合には、Loppiを操作せずに、直接レジカウンターでバーコードを提示して商品を受け取ることもできます。



さらに詳しくはこちら

楽天市場:【楽天市場】コンビニ受け取りご利用ガイド

Amazon:Amazon.co.jp ヘルプ: 店頭受取について



※コンビニ受け取りに対応している楽天市場のショップの一例です。(朝ごはん本舗さん)

朝ごはん本舗
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