ハードユースに耐えるマキタの最新現場用充電式ラジオはスライド式バッテリーにも対応してきた
このページでは、各種作業現場以外にキャンプやアウトドアにもおすすめできる、マキタの現場用充電式ラジオを紹介しています。
メインの使用環境として想定されている建築や電設の現場などでは、環境品質の向上や時刻を把握しておくためにラジオを流しながら作業することも多いと思いますが、現場の条件によってはAC電源が取れないことも多く、また順次場所を移動しながらの作業も多いでしょうから、こうしたバッテリー式のラジオを持っていると便利です。
さらにマキタのラジオは、バッテリーを同社の電動工具と共有できるのも大変大きなメリット。バッテリーの容量次第でかなりの長時間運用ができるので、工事現場に限らず、電源の取れない場所での屋外アクティビティー全般に適しています。
マキタの電動工具はプロ用以外の家庭向け・DIY用のラインアップも充実していますので、ラジオをとっかかりにして電動工具をマキタで揃えていくのもいいのではないでしょうか。以下、各機種の機能の特徴をまとめていますので参考にしてみてください。バッテリーの互換性やスマホとのBluetooth連携を考えて選ぶのがポイントです。
各機種で使用するバッテリーは、ページの下のほうでもまとめて紹介しています。
マキタ MR108
- 受信周波数:AM522~1,710kHz、FM76~108MHz(ワイドFM対応)
- サイズ:W163×H294×D282mm
- バッテリ:スライド式10.8/14.4/18V、差込み式7.2/10.8V、AC電源
- カラーバリエーションは青、黒
- 付属品:ACアダプタ・単三乾電池2本
MR108の特長を解説
2016年発売開始のマキタの最新の現場用ラジオMR108は、従来機のMR103と比較してみると、主に3つの点で進化しています。
まず、最大の改良点と言えそうなのがバッテリー。従来の差込み式バッテリーに加えて、2015年に登場したスライド式の各種バッテリーに対応可能になりました。スライド式バッテリーは差込み式より容量が大きいものが選べるので、より長時間の使用や、ほかの電動工具との融通もしやすくなっています。
バッテリー使用でラジオを聴いたときの連続使用時間は、最も容量の小さい7.2VのBL7010を使用した場合で約7時間、10.8Vの場合はアンペア数により約8.5時間~26時間、14.4Vの各種バッテリーでは約10時間~41時間、18Vで約10時間~42時間となっています。
2つ目のポイントはワイドバンドになったこと。AM放送をFMの電波でクリアに聴けるFM補完放送(ワイドFM)に対応しています。AM放送が入りにくい場所でもFM波で聴くことができるようになっています。
3つ目はBluetooth。これにより、ラジオ放送だけにとどまらず、スマホに保存した好きな音楽なども流しておける作業環境を作れます。
マキタのプロ用カラーの青のほかに黒(MR108B)もあります。
Amazonのページはこちらマキタ MR103
- 受信周波数:AM522~1,629kHz、FM76~90MHz
- サイズ:W163×H302×D280mm
- バッテリ:スライド式9.6/12/14.4/18V、差込み式7.2/9.6/10.8/12/14.4/18V、AC電源
- カラーバリエーションは青、黒
- 付属品:ACアダプタ・単三乾電池2本
MR103の特長を解説
旧型になってしまったMR103の特徴は、iPodやiPhoneを接続できること、…だったのですが、それもiPhone4sまで。iPhone5以降はケーブルの接続方式が30ピンからライトニングコネクタに変更されていますので、直接つなげることはできません(※)。
ただ、MR103は新しいスライド式のリチウムイオン電池に対応しつつ、従来の差込み式のニカド電池やニッケル水素電池も使用することができます。ですので新バッテリーに移行して使わなくなってしまった旧バッテリーを有効利用したい場合には、MR103もおすすめです。
機能的には、BluetoothやワイドFMをはじめMR108のほうが良くなっているので、上記のような特定の事情のない多くの人にはやはりMR108がおすすめになります。ユーザーレビューによると音の点でも進化を感じられるということです。
Amazonのページはこちら※メーカーの保証外になりますが30ピンとiPhone5以降で使われているライトニングコネクタの変換アダプタもいろいろと市販されています。一例としてAmazonで最も評価を集めていた製品のリンクを張っておきます。
マキタ MR200
- 受信周波数:なし
- サイズ:W203×H199×D211mm
- バッテリ:スライド式10.8V/14.4V/18V、AC電源
- カラーバリエーションは青、黒
- 付属品:ACアダプタ
MR200の特長を解説
このMR200はラジオではなく、現場で使えるタフなBluetoothスピーカーになります。つまり、お手持ちのスマホなどから音源をBluetoothで飛ばして音を鳴らすための製品です。
スマホに保存している音楽はもちろん、radikoなどのスマホのアプリを利用することで、民放ラジオ放送も聴くことができます(対応局のみになります)。NHKはらじる・らじるというネットラジオで地上波と同じ内容の配信をおこなっていますので、スマホの電波さえ入れば環境に左右されない良好な音質でAM/FMの放送を聴くことができます。
またUSB接続でスマホ等の携帯機器を充電することも可能。電源のない屋外でもスマホが充電できるのは地味にありがたい機能です。
MR200はMR108などと比べて小さいので、あまり大掛かりでない屋内や半屋内の作業にも向いています。Amazonのページのおそらく個人使用と思われるレビュアーも、サイズが小さいことが購入ポイントになったようです。で、やはりラジオがついていないのが星ひとつマイナスと。
接続したままスマートフォンが入るポケットがあって、ホコリ対策にもなっていますね。対応バッテリーはスライド式のみとなっています。
Amazonのページはこちらマキタ MR052
- 受信周波数:AM522~1,710kHz、FM76~108MHz(ワイドFM対応)
- サイズ:W169×H74×D58mm
- バッテリ:スライド式10.8V
MR052の特長を解説
MR052は男性の手のひらに乗るサイズのコンパクトなステレオラジオになります。電動工具と比べても小さく軽量で持ち運びやすいのはメリットですが、旧モデルMR051とバッテリーの互換性がないことには要注意です。しかもバッテリー駆動のみでACも乾電池も使えませんので、MR051のバージョンアップというよりは、実質的には同じ形をした別の製品と考えたほうがいいでしょう。
対応リチウムイオン電池の種別は以下の通り。
MR052:BL1015/BL1040B
MR051:BL1013
その他、新たにワイドFMに対応しています。
Amazonのページはこちらマキタ 充電式ラジオ付ライト MR050
- 受信周波数:AM522~1,629kHz、FM76~90MHz
- サイズ:W75×H196×D263mm
- バッテリ:スライド式14.4/18V
- 付属品:ストラップ
MR050の特長を解説
非常に明るいライトを備えた充電式モノラルラジオ、というよりはラジオが聴ける作業灯といったほうがいいでしょうね。ライトはLED3灯で首振りも可能で、Amazonでは「驚くほど明るい」「直視すると危険なくらい」というレビューがあります(180ルーメン)。液晶ディスプレイにもバックライトがあり、暗い場所での操作にも支障をきたしません。
マキタにはML806という単体のワークライトもありますがこのMR050と価格的にはさほど違いがありません。手元など一定方向を照らすのにはMR050が向いていますし、ラジオが聴ける分、お得と言えるでしょう。
Amazonのページはこちら上記のラジオに使用できる対応充電池一覧
上記の製品は基本的に本体のみの販売で充電池は付属していません。以下に充電池と対応モデル名をリンクしておきますので、共有できる電動工具も勘案しながら、適宜ご検討下さい。
1.スライド式バッテリ
下に行くほど出力と容量が大きい充電池になります。同じ数字でBがついている品番はバッテリー単体での残量表示ができるモデル、Nがついている品番は、より最新の工具にも装着できる仕様のバッテリーとなっています。
BL1015 MR108/MR200/MR052BL1040B MR108/MR200/MR052
BL1415 MR103/MR050
BL1415N MR108/MR200
BL1430 MR103/MR050 (レビュー多数)
BL1430B MR108/MR200
BL1440 MR108/MR200
BL1450 MR108/MR200
BL1460B MR108/MR200
BL1815 MR103/MR050
BL1815N MR108/MR200
BL1830 MR103/MR050
BL1830B MR108/MR200
BL1840 MR108/MR200
BL1850 MR108/MR200 (レビュー多数)
BL1860B MR108/MR200
2.差込み式バッテリ
BL1013 MR108/MR051 (レビュー多数)BL7010 MR108 (レビュー多数)
※MR103はその他のスライド式・差込み式バッテリーにも幅広く(30種類以上)対応しています。
各種「ラジオ」のカテゴリページはこちらからどうぞ
ブログ全体の目次はこちらです