プロジェクタースタンドを収納性で選ぶなら、三脚にするか、それとも昇降台に?

プロジェクターは棚置きや天吊りでいったん設置してしまえば、使うときに手間を意識することはまずありません。しかし、家庭でもビジネスでも、視聴のたびごとにプロジェクターを持ち出して使う環境においては、設置の簡単さは結構重要なポイントになってきます。

今回はプロジェクター台として販売されている製品の中から、ホームシアター向きのものをチョイスしてみました。一般家庭での収納性と、設置がおっくうにならない手軽さを重視、スピーディに持ち出せて、軽量でなおかつしっかりしたものを選んでいます。

また、プロジェクター台として転用できる三脚用天板も紹介します。



サンワダイレクト プロジェクター台 100-DESK100

サンワダイレクト プロジェクター台 高さ調整機能付き 省スペースタイプ 100-DESK100
  • 天板サイズ:W37.75×D35cm
  • 高さ調節:65cmから100cm

まずはキャスター付きのプロジェクター台を紹介します。サンワダイレクトの100-DESK100。プレゼンテーション用途などで映写前後にスムーズな移動が必要なら、こちらのタイプがおすすめです。

ホームシアター用としても、普段はプロジェクターを載せた状態のまま収納スペースに移動しておけるのは便利です。

支柱の高さ調節は65cmから100cmの間。レバーを開閉して自由な位置で固定できます。また耐荷重も15㎏と、プロジェクターの平均的な重さを大きくクリアしているのも美点です。

あえて難点を探すなら、折りたたみなどはできず、使わないときにクローゼット内などに収納しようと思うと案外場所をとりそうな部分でしょうか。設置面積は天板よりやや大きく、約39cm四方です。

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昇降はできませんが、ケーブルや小物類を整理しながらノートPCとプロジェクターを一緒に置けて、よりスマートなプレゼンテーションができそうな100-DESK099という製品もサンワダイレクトから出ています。見た目にも安定感があるので、家庭用としてもこちらが好みという人は多そう。



三脚式 プロジェクタースタンド P507

三脚式 プロジェクタースタンド 折り畳み 高さ調整機能付き 省スペースタイプ アルミ オフィス用 家用 P507
  • 天板サイズ:W38.5×D28.5cm
  • 高さ調節:52cmから140cm
  • 付属品:収納袋

P507は三脚タイプのプロジェクタースタンドになります。プロジェクターを乗せた状態で移動させないのなら、よりシンプルなこちらでもよいでしょう。折りたたみができて収納性が高く、持ち運びも容易な点が家庭用としてのおすすめのポイントになります。

高さの調節も前出の100-DESK100より上下とも幅広くなっています。ただし、脚を伸ばすほど設置面積も広くなることに注意してください(脚は3段)。

商品画像を見ると、エレベーター(垂直のポール部分)でも、ある程度の昇降が可能になっているようですね。

三脚部が入る収納袋が付属します。

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SLIK 雲台アクセサリー スリック台 6015 (※201053)

SLIK 雲台アクセサリー スリック台 201053
  • サイズ:W50×D27.5cm(落下防止フレーム内:W48×D25.5cm)
  • 重さ:1500g

すでに使い慣れたカメラ用三脚を所有しているなら、「スリック台」を追加してプロジェクター台としても利用しましょう。

SLIKはベルボンなどとともに三脚で有名なカメラ機材の老舗。他社のものも含め、三脚に取り付けてテーブルにする製品を総称して、この「スリック台」という言葉が通用することがあります。主な用途としては、屋内外で撮影機材やノートPCを載せる台として活用される例が多いようです。

プロジェクターを載せるにあたって前出のスタンドと比べた時のメリットは、雲台次第で微妙な角度調節が行いやすい点でしょうか。

注意点としては、使用する三脚は十分に丈夫なものにしてください。天板もかなり広めのものですし、これ自体に1.5㎏の重量があります。SLIKのサイトでは「パイプ径28mm前後の「中型」以上の機種」が推奨されています。

※SLIKの公式サイトでは「スリック台 6015」という同一スペックの商品が掲載されていますが、Amazonや楽天では「201053」として販売されています。これは「201053」がメーカー型番、「スリック台 6015」が品名ということのようです。

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